Updated: Tokyo  2013/09/20 21:07  |  New York  2013/09/20 08:07  |  London  2013/09/20 13:07
 

今日の国内市況(9月20日):株式、債券、為替市場

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  (ブルームバーグ):きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は以下の通り。

●TOPIX3日続伸、円安推移で輸出堅調-高値警戒、連休控え重し

東京株式相場は、TOPIXが3日続伸した。米国景気指標の改善を背景とした為替の円安推移が好感され、トヨタ自動車やマツダなど自動車株、ニコンなど精密機器株、任天堂といった輸出関連株が高い。貸出金残高の増加傾向を受けた銀行株、金利低下の恩恵を受けるその他金融株も堅調だった。

半面、鉄鋼や証券、建設、海運株といった9月からの上昇率が大きかった業種は下落。チャート分析上の短期過熱感や、3連休を控えた持ち高整理の売りが相場全般の上値を抑えた。

●債券先物は反落、高値警戒感が重しに-超長期債など現物債には需要

債券市場では先物相場は反落。前日までの上昇地合いからの高値警戒感が重しとなった。半面、金融機関の投資への潤沢な余剰資金を背景に、超長期債などの現物債相場は底堅く推移した。

三井住友アセットマネジメントの浜崎優シニアストラテジストは、「米国の量的緩和縮小見送りで前日に10年債利回りは0.7%を割り込んで低下した。米国が金融政策の転換に慎重姿勢となり、利回りは上昇しにくくなっている。ただ、高値警戒感も出ている。これまで0.6%台では薄商いだったので値が飛びやすい水準。ここまで低下したのでいったん止まった感じ」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の330回債は前日比横ばいの0.67%で始まった後、徐々に水準を切り上げ、2.5ベーシスポイント(bp)高い0.695%まで上昇した。前日は一時0.665%と5月10日以来の低水準を付けていた。

●ドル・円相場は99円台前半、連休控えリスク選好の円売り一服

三連休前の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=99円台前半を中心に推移した。リスク選好の動きから円安が進んだ前日の流れを引き継いで始まったが、日本株が伸び悩む中、円の下落には一服感が広がった。

午後3時40分現在のドル・円相場は99円32銭前後。19日の海外市場では良好な米国の経済指標を追い風に一時、4営業日ぶりの水準となる99円62銭までドル高・円安が進行。この日の東京市場でも午前に一時99円56銭まで円が弱含んだが、その後は円が下げ渋り、午後には99円18銭まで値を戻した。

ユーロ・円相場も1ユーロ=134円台半ばから一時134円74銭まで円が弱含んだが、その後134円27銭まで値を戻し、同時刻現在は134円42銭前後で推移。前日の海外市場では円全面安の展開の中、2009年11月以来の水準となる134円95銭まで円安が進んでいた。

更新日時: 2013/09/20 16:06 JST

 
 
 
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