11月22日(金)~11月28日(木)の7日間
お申込みは近日受付開始!
目次 | 月日(曜) |
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工程 | 食事 |
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1 | 11月22日(金) |
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イスタンブール経由、キエフへ 空港周辺のホテルにて宿泊 <イスタンブール泊> |
昼:機内 夕:× |
2 | 11月23日(土) |
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到着後チェルノブイリ博物館へ ソフィア聖堂、ミハイロフ教会等キエフ観光 <キエフ泊> |
朝:×(各自) 昼:◯ 夕:◯ |
3 | 11月24日(日) |
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チェルノブイリツアー〈ゾーンツアー〉
<チェルノブイリ泊> |
朝:◯(ホテル) 昼:◯ 夕:◯ |
4 | 11月25日(月) |
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原発内見学 昼食は原発内で プリチャチ パルィシフ村へ <キエフ泊> |
朝:◯(ホテル) 昼:◯ 夕:× |
5 | 11月26日(火) |
| キエフ観光 夜:総括 『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』関連イベント特別番外編 作家セルゲイ・ミールヌイ×上田洋子 対談 <キエフ泊> |
朝:◯(ホテル) 昼:× 夕:◯ |
6 | 11月27日(水) |
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イスタンブール経由で帰国の途へ <機中泊> |
朝:◯(ホテル) 昼:機内 夕:機内 |
7 | 11月28日(木) |
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朝:機内 |
1986年4月に、福島第一原発事故と同じレベル7の事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所4号機。事故は深刻で、原発周囲はいまも無人のまま、廃炉もまだ始まっていません。けれども、27年を経たいま、ウクライナ政府は国内外の一般市民に向けて事故跡地見学の門戸を開き始めています。
ぼく、東浩紀は、この春、ジャーナリストの津田大介、社会学者の開沼博らとともに、「観光地化」するチェルノブイリ原発の実態を調査に現地入りしました。取材成果は7月に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(ゲンロン)という書籍としてまとめられ、新聞やネットで大きな反響を呼んでいます。
ここにご紹介するツアーは、ゲンロンがJTBコーポレートセールス様とともに開発した、キエフおよびチェルノブイリ見学ツアーです。このツアーのポイントは、日本で初めて、チェルノブイリ原子力発電所敷地内への一般観光客向けの見学ツアーを実現したことにあります。個人旅行でキエフでツアーを手配しても、原発内見学は付随しません。このツアーでは、みなさんは、実際に原発の制御室にまで入ることができます。ツアーには、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』監修者であるロシア文化研究者の上田洋子が同行し、同書に登場するウクライナ側関係者との意見交換会も設けます。また、ツアー前後に、ツアー参加者に向けた特別セミナーを実施します。
ツアーには、18歳以上で健康であればだれでも参加できます(未成年はキエフまでは行けますが、原発周辺の立入禁止区域、通称ゾーンに入ることができません)。放射能は大丈夫なのかと不安を抱かれるかたも多いかと思いますが、現実には、ゾーンの大部分において、空間放射線量は東京と同じくらいに低く、原発の敷地内でもそれほど高くはありません。数μシーベルト毎時です。参考までに、4月にぼくたちが現地取材に訪れたときの、Safecastによる計測値を公開しておきます。
チェルノブイリ原発は現在、新石棺の設置に向けて急ピッチで工事が進められています。この秋には、石棺に付随する煙突の解体工事が始まる予定です。現在のすがたの事故跡地を見ることができるのは、もしかしたらこれが最後のチャンスかもしれません。
『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』の世界を現実に体験するまたとない機会です。研究者や学生、メディア関係者から、チェルノブイリなんとなく面白そうだと好奇心をもたれた一般の方まで、できるだけ多くの方々に、ぜひ現地を訪れて、福島の未来を、そして日本の未来を考えて欲しいと思っています。
それでは、良い旅を!
2013年秋
株式会社ゲンロン代表取締役
『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』
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