遺体を薬剤で溶かし下水に…八王子ホスト事件の残忍手口
【話題】
土田さんは10年11月に家を出たまま行方が分からなくなった。昨年7月には玄地と阿部が土田さんの携帯電話を壊したとして器物損壊で逮捕。有罪判決を受けたが、その後事件はこう着状態だった。それが今回の逮捕になったのは、阿部の父親(59=逮捕済み)の自宅の風呂の汚水槽から人の顔の骨とみられる骨片とインプラントが発見されたからだ。
これに関連し、玄地の元妻の玄地紗希容疑者(28)と妹の玄地栄美容疑者(28)が19日、死体損壊遺棄幇助(ほうじよ)の疑いで新たに逮捕された。警視庁は土田さんの遺体を薬品で溶かして、下水に流した可能性が高いとみていて、2人は玄地の指示で遺体を溶かす業務用の薬剤を大量に購入していた。
「警察はインプラントが土田さんのものと断定されたため逮捕に踏み切ったのです。玄地は土田さんから店の内装費用を請求され、阿部も店を無断で辞めたため約160万円の支払いを求められていた。動機は金銭トラブルでしょう」(捜査事情通)
ホストクラブは女に大金を使わせる場所だけに、さまざまなトラブルが起きている。風俗ジャーナリストの神村雪雄氏はこう言う。
「増えているのが陰湿ないじめです。新人ホストに客の前でペニスを勃起させ、自分で陰毛に火をつけるよう命じる。これを“たいまつ”と呼びます。オバサン客のスカートに頭を突っ込んで股間をなめさせたりと陰険な行為も横行。税務署の調査を受けると、疑心暗鬼のオーナーが“おまえが垂れ込んだんだろ”とホストをクビにし、辞めたホストが店の中に生ゴミをぶちまけるトラブルも起きています」
何でもありの世界だ。