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【サッカー】

内田 先制ゴール シャルケの圧勝に貢献

2013年9月20日 紙面から

先制のゴールきめ祝福される内田=ゲルゼンキルヘンで(JaginNEWS)

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◇欧州CL・1次リーグ シャルケ3−0ステアウア・ブカレスト

 【ロンドン原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は18日、1次リーグE〜H組の8試合を行い、E組のシャルケ(ドイツ)はホームでステアウア・ブカレスト(ルーマニア)と対戦し、DF内田篤人(25)の欧州CL初ゴールとなる先制点などで3−0で快勝した。F組ではFW宮市亮(20)が所属するアーセナル(イングランド)が敵地でマルセイユ(フランス)に2−1で競り勝った。宮市は試合終了間際に途中出場し、日本人選手で11人目のCL本大会出場を果たした。H組では、バルセロナ(スペイン)がメッシのハットトリックなどでアヤックス(オランダ)に4−0で大勝した。

     ◇

 内田の得点が重苦しい雰囲気を断ち切った。0−0で迎えた後半22分、得意の右サイドからのクロスがそのままゴールに吸い込まれた。

 ACミラン(イタリア)から移籍してきた新戦力のMFボアテングに合わせたつもりだったが、ボアテングに気を取られていた相手GKとDFが結果的に譲り合う形となり、誰も触らないままゴールネットを揺らした。きょとんとした表情を見せた内田。一瞬の間があった後、地元スタンドは待望の先制ゴールに沸いた。

 絶対に勝利が必要だったホームでの欧州CL初戦。主導権を握りながらも攻めきれず、徐々に相手のペースにはまりかけていただけに値千金の得点となった。内田がシャルケで記録したゴールは2点目で、昨年11月3日の国内リーグのホッフェンハイムとのアウェー戦以来。自身ホームでの初得点、CLでの初得点といううれしい一発だった。

 ようやく均衡を破ったシャルケは、そこから一気に攻め立てた。同33分にボアテングが貴重な2点目。さらに同40分にはMFドラクスラーがとどめを刺した。

 試合後の内田は報道陣から「ナイスゴール」と祝福されると照れ笑い。「(得点となったキックはパスが)ちょっと流れちゃった。ラッキーだったとはいえ、まあ良かった。ああいうゴールがたまにポロッと出る。もっと普通のゴールがいいんですけどね」とコメントし、笑いを誘った。

 苦戦を強いられたものの、終わってみれば3−0の快勝。「うちは(ホーム戦では)スタジアム(全体)が後押ししてくれるので、流れに乗ったら本当に強い。いいサポーターが後押ししてくれる」と会場の一体感に感謝した。 (ゲルゼンキルヘン、浜田恵子)

 

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