携帯電話大手３社が２０日、米アップルのスマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の新機種「５ｓ」と「５ｃ」を主要店舗などで一斉に発売した。都内の「ソフトバンク銀座」では、女優上戸彩（２８）がゲスト参加して発売セレモニーが行われた。

　午前８時の販売開始を前に、同店では待望の新機種を求めて約１６０人が長蛇の列。報道陣も約１００人が詰めかけた。警備員も約２０人が配置され、混乱をまねかぬよう目を光らせていた。

　一番乗りだった東京・町田市の大学生・井上拳斗さん（２２）は、寝袋持参で１７日正午から並び始めたという。「いろいろ性能が上がっているので、ぜひとも欲しいと思いました」。２番目に並んだ友人の渡辺亮さん（２１）と発売の瞬間を待ち続けた。

　午前７時４５分に始まったセレモニーで上戸は、並んだ人々に「おつかれさまです」と声をかけ、新機種については「（５ｓと５ｃの）両方とも良さがあるので、（選択に）悩みます」とうれしい悲鳴！？も上げた。カラフルな５ｃには「全色欲しい」。

　同じ銀座のアップルストアでは、「１０日間並んだ」という“猛者”もいたほど人気のアイフォーン新機種。ソフトバンクとＫＤＤＩ（ａｕ）が取り扱ってきたアイフォーンの商戦には、今回からＮＴＴドコモが参入。顧客獲得競争は激しくなりそうだ。