加藤良三コミッショナー(72)が、統一球問題の責任を取って辞意を表明した。19日のオーナー会議後、会見を行った加藤コミッショナーは時折、笑みを浮かべながら、レギュラーシーズン終了後に辞任すると決めた理由を説明。統一球問題に関しては、これまで通りの主張を繰り返した。
――辞任の最大の理由は統一球問題か
加藤コミッショナー:直接の要因は統一球の問題で、ご迷惑をかけたこと。東京に、2020年にオリンピックがやってくる。野球もなるべく早くフレッシュなスタートが必要。
――統一球に関して組織的な隠蔽はなかったか。不祥事との認識は
加藤:私自身、全く変化はない。不祥事というより失態だった。事務的にも管理的にも。
――なぜ、このタイミングなのか
加藤:フレッシュなスタートを切るなら、なるべく早い方がいい。
――いつから辞任を意識
加藤:前々から言っているように、私はコミッショナー職に恋々としたものはない。第三者委に対し、私が知っていることは全部、誠実に申し上げた。この先を見ると野球界が前進すべき時期に来ている。なるべく私が早く身を引いた方がいいなという気に最近なった。
――第三者委の報告が9月27日なのに、なぜ今日、表明した
加藤:今日は野球機構の社員総会があった。第三者委の報告は綿密に読んでコメントする。レギュラーシーズン終了まであと1か月ある。
――優勝争いが激しい時期に発表したのは
加藤:社員総会で私の所信は言った方がいいと思った。
――統一球問題に責任を感じているのか
加藤:こういう結果になったことを遺憾に思うし、関係された皆さんにおわび申し上げる。
――12球団のオーナーに対して何と伝えた
加藤:統一球の問題でファン、関係者、皆さまにご迷惑をかけ、申し訳ないと思う。(IOC総会で)ブエノスアイレスに行ってきた。種目復活はならなかったが(復活の)希望がないわけじゃない。スポーツにいい風が吹いている中、野球界をフレッシュにしないといけないと申し上げた。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。