【武田修宏の直言】Jリーグは2015年から前後期の2ステージ制とポストシーズンの導入を決めた。私がテレビ解説を務めた清水―名古屋戦(14日)でもサポーターの多くが反対し「ファンの声を無視するのか」という横断幕が掲げられた。
海外であればサポーターが暴動を起こしてもおかしくないような事態。私も賛成していない。そもそもJリーグは「日本サッカーを強くするため」に設立された。ところが、いつの間にか強化はメーンではなくなり、経営問題ばかりがクローズアップされている。サポーターや選手は完全に置き去りにされた格好だ。
以前にも当コラムで指摘したが、Jリーグ理事の中に元Jリーガーがいないのはいかがなものか。ピッチで命をかけて戦っている選手サイドの意見が反映されないまま、経営側の意向だけですべての物事が決められてしまう。これは大きな問題ではないだろうか。
私はJリーグはプレミア化するべきと考える。J1を10チーム程度に減らし、スポンサー権料やテレビ放映権の配分金を集中。プロ選手の最低年俸(現在はA契約で480万円)を高く設定し、選手の意欲を高めること。そうなれば自然とチームや選手間の競争も激しくなり、レベルアップにつながるだろう。
いずれにしてもJリーグはサポーターや現場の意向を最優先にするべき。今回の決断は大きな疑問だ。
☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京Ⅴ)入り。ルーキーながら11得点を上げ、リーグⅤに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Ⅴに復帰し、同シーズンで現役引退した。
Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年アメリカW杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。
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ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。