阪神が19日、広島に1―3で敗れ、低迷期の1999年以来14年ぶりの7カード連続負け越しとなった。赤ヘル軍団とはクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで対戦することが濃厚。CS本番に向けて大きな不安を残す結果になった。いかにしてファーストステージを突破するか。一向にチーム状態が好転しないため苦肉の超弱気戦略まで検討するハメに…。
“CS前哨戦”を1勝2敗。またまたカード連続負け越しをストップすることができなかったものの、和田監督は「前カードまでとは状態が変わってきている」と前向きだった。しかし、打線は初回の坂の2号ソロの1点のみで貧打に逆戻り。捕逸など守備の乱れが失点につながっており、試合内容は楽観できるものではなく、不安は募るばかりだ。
CS初戦では広島のエース・前田健の先発が確実視されている。阪神は広島との相性や個々の調子を見極めながらCSの先発投手を決定することになるが、問題は前田健攻略のメドが立たないことだ。
今季6試合の対戦で1勝4敗、防御率0・40と抑え込まれている上に目下絶不調。チーム関係者は「今のウチの打線の調子では、マエケンから点を取るのは難しい」と早くも白旗だ。
2戦先勝方式のCSファーストステージでは、初戦を勝ったチームが王手をかけて一気に有利になるため、前田健を攻略して先勝すればチームに勢いも生まれる。本来なら、阪神は能見やメッセンジャーといったエース級を投入して前田健に真っ向勝負を挑みたいところだが、強気になれる状態ではない。
チーム関係者は「エース級をぶつけて落としたらショックが大きすぎる。このまま打線の援護が期待できない状態なら、能見やメッセンジャーを2戦目以降に温存するのもありじゃないかな。コーチ陣の中にも、そういう考え方はあると思うよ」と打ち明ける。
もちろん、この作戦は打線がどん底状態のままという最悪のケースを想定してのもの。弱腰戦略で初戦を落とすというリスクは、できるだけ避けたいというのが本音だ。CSファーストステージがスタートする10月12日まで約3週間。弱気作戦を回避するためにも、首脳陣は虎打線の復調を願っている。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。