ソフトバンクの嘉弥真が19日、楽天戦(Kスタ宮城)にプロ初先発。普段は中継ぎでフル回転している左腕は、先発のマウンドでも5回4安打2失点の熱投で、見事に試合をつくってみせた。先発陣が崩壊状態となっている中、この日の嘉弥真は“希望の光”となりそうだ。打線は苦手の美馬に7回1失点と抑えられた。終盤に2番手・青山を攻めて同点に追いついたものの9回、五十嵐が打たれサヨナラ負け。CSに向けて課題を残した。
プロ初先発となった2年目の左腕・嘉弥真が大仕事を果たした。今季の一軍で登板した31試合はすべてリリーフ。前カードの日本ハム戦(ヤフオク)でも連投しており、今回も救援の延長として送り出された。
プロ最多の83球を投じて、疲れの見えてきた5回に藤田の右翼線二塁打などで2点を失ったものの“代役先発”として十分過ぎるほどに試合をつくった。初戦、2戦目に先発した寺原、武田が大炎上するなど摂津以外の先発陣が大崩れしている中で光る投球だった。
首脳陣から先発を伝えられたのは17日。仙台へ向かう飛行機に乗り込む前だったが、心の準備はできていた。
雨で試合が中止にならなければ、8月23日の西武戦(大宮)にも先発するはずだった。これまでも「(ローテが)空いているときは、あるかなと思っていた」という。
ブルペンの仲間からのエールも励みになった。先発が決まるとベテラン・金沢からは「後ろがいるから楽な気持ちで投げていけばいい」と声をかけられたという。
一方で前夜、終盤の猛攻で大逆転勝利を演出した打線は、美馬に苦しめられた。相手はこの試合前の時点で、今季2戦2敗、防御率1・17に抑えられている天敵で、これまでもイニング数を上回る安打を放ちながらも攻略できてなかったが、この日も粘りの投球の前に同じような展開に引きずり込まれてしまった。
7安打を放ち、毎回のように得点圏に走者を進めたものの、本多の適時打による1点しか奪えず、7回まで投げさせてしまった。1ー2の8回には2番手の青山から1点を奪い同点としたが、9回一死二塁から五十嵐が伊志嶺に痛打され、前夜の逆転勝ちのお返しをされてしまった。打線の“美馬コンプレックス”と不安定な投手陣はCSに向けた大きな不安材料だ。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。