広島は19日、阪神戦(マツダ)に3ー1で勝ち、クライマックスシリーズ(CS)進出にまた一歩前進した。中4日での先発マウンドとなったバリントンが7回1失点の好投で10勝目を挙げ、2011年以来の2桁勝利に到達。打線も梵、岩本が適時打を放つなど効果的な攻撃で、助っ人エースを援護した。この勝利で借金は再び「3」となり、2位トラとの差は5ゲームとなった。
バリントンは初回、坂に先制アーチを許すと、3回には二死一、二塁のピンチを招く。だがここは、新井貴を二ゴロに仕留め切り抜けた。その後はリズムを取り戻し、前夜9得点と爆発したトラ打線を小気味よく打ち取っていった。
シーズン終盤の勝負どころを見据え、しっかりと調整してきた効果が出ている。7、8月は他の投手が暑さ対策としてランニングの量を減らす中、バリントンは通常通りに走り込んだ。「暑い中で逆にしっかり走ることで体力をつけ、最後の2か月間に蓄えたスタミナを生かす。パイレーツ時代に習ったやりかたなんだ」。この日は中4日登板だったが、CS進出がかかる大事な一戦で夏場の走り込みが効果を発揮した。
打線も勝負強さを見せた。1点を追う2回一死二塁のチャンスで梵が「追い込まれていたし、コンパクトにバットを出そうと思っていた」と、お手本のようなセンター返しのバッティングで同点。7回一死二塁から代打・岩本が「開き直っていった」という右前打で勝ち越しに成功。なおも一死一、三塁では、好守の連発でバリントンを助けていた菊池が犠飛を放ち、試合を決める大きな1点をもたらした。
7回1失点の好投で勝利に貢献したバリントンは2年ぶりの2桁勝利に到達。この勝利でチームは4カード連続での勝ち越しを決めた。この日、47歳を迎えた野村監督にとっては何よりのバースデープレゼントだ。本拠地での巨人と阪神との6連戦を5勝1敗で乗り切ったカープ。今後はビジターでの8連戦となるが、この勢いのままCS決定まで突っ走りたいところだ。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。