同級生のブログに不正アクセスして内容を改ざんしたなどとして、山口県警は19日、山口市の高校1年の少年(15)を不正アクセス禁止法違反の疑いで、津市の中学3年の少年(14)を同法違反と私電磁的記録不正作出・同供用の疑いでそれぞれ山口地検に書類送検した。
送検容疑は、山口市の少年は1月9日、県内の高校1年の少年(16)が利用するコミュニティーサイトにIDとパスワードを入力して不正アクセスした疑い。津市の少年は同日から同11日までの間、4回にわたり、このサイトに不正アクセスし、ブログの内容を改ざんした疑い。
県警生活安全企画課によると、山口市の少年と、不正アクセスされた少年は中学時代の同級生。2人は当時トラブルとなり、山口市の少年が仕返しをしようと、パスワードを個人情報から類推して入力し、アクセスしたらしい。
その後、山口市の少年がネットで知り合った津市の少年にこのブログについて説明。津市の少年は教わったIDとパスワードを使って不正アクセスし、県内の少年を誹謗中傷する内容にブログを改ざんし、さらにアクセスできないようパスワードも変更した。
ブログの改ざんに気付いた少年が警察に相談。県警はブログにアクセスした発信元などから2人の犯行と特定した。2人とも容疑を認めているという。 |