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【社会】

シャーガス病の感染例確認されず 病原体混入恐れの輸血出荷

2013年9月20日 12時03分

 中南米で流行しているシャーガス病の病原体が混入した恐れのある献血血液が、輸血用として医療機関に出荷されていた問題で、厚生労働省と日赤は20日、これらの輸血を受けた患者で感染例は確認されなかったとの調査結果を、同省安全技術調査会に報告した。

 報告によると、輸血を受けた患者は11人。うち5人は感染なしと判明、5人はシャーガス病とは無関係の病気で死亡していた。残る1人は検査への同意が得られなかった。

 この問題をめぐっては中南米出身の40代男性が、6月に献血した際の検査でシャーガス病に感染していることが判明、献血者では国内初の感染事例として8月に公表された。

(共同)
 

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