【ドイツ・ゲルゼンキルヘン発】サッカー欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第1節が18日(日本時間19日)に各地で行われ、E組のシャルケ(ドイツ)がホームでステアウア・ブカレスト(ルーマニア)に3―0で快勝した。右サイドバックで先発フル出場した日本代表DF内田篤人(25)は後半22分に先制点となるゴールを挙げ、欧州CL初得点をマークした。
その瞬間だけ、時間が止まったかのようだった。スコアレスのまま迎えた後半22分、右サイドを駆け上がった内田はカット気味のボールをゴール前に上げた。FWシュライ、MFボアテングが走り込む中で相手DFとGKがお見合い。ボールはそのままゴールネットを柔らかく揺らした。恥ずかしげに喜ぶ内田を中心に、あっという間にチームメートの歓喜の輪が出来上がった。
記録に花を添える活躍だった。内田はステアウア戦で欧州CL19試合目の出場となり、元日本代表MF中村俊輔(34=横浜M)がセルティック(スコットランド)時代に築いた日本人最多出場試合記録に並んだ。記録はおろか、サッカーそのものにも大きな興味を示さないマイペースな男も「CLのオレはマジだから」と闘志をみなぎらせる。後半9分には相手のシュートが無人のゴールに飛んだが、ライン際で内田が頭ではね返した。気持ちのこもったプレーがチームに流れを呼び込んだ。
内田の得点まではシャルケはステアウアの粘りに手を焼いていた。エースFWフンテラールが故障で欠場し、戦力ダウンが心配されていた。だが、均衡が破れると完全に試合の主導権を握り、ボアテング、ドラクスラーにもゴールが生まれた。「僕自身は完成度の高いプレーをしなければならないが、ホームで勝てたことはすごく大きい」と内田も満足げな表情で振り返った。
2010―11年シーズンは準決勝まで進出し「こんなところでサッカーができるのは幸せ」と語った。そこから目標はさらに大きくなった。準決勝の壁を越え、夢のファイナリストへ。内田の挑戦は最高の形で始まった。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。