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【モータースポーツ】

【F1】ライコネン、会見で本音「もう若造じゃない」 「アロンソとうまくいくと確信している」

2013年9月20日 8時49分

FIA主催記者会見

 F1第13戦シンガポールGPの開幕を翌日に控えた19日、ドライバーやチームメンバーが続々とサーキット入り。11日に2014年からのフェラーリ復帰を発表したキミ・ライコネン(33)=ロータス=も国際自動車連盟(FIA)主催の記者会見に登場した。ケンカ別れしたといわれるフェラーリへの思いや、新しいチームメートとなるフェルナンド・アロンソ(32)=フェラーリ=と戦う決意など、いつもは口数が少ない「アイスマン」(ニックネーム)が語り尽くした。

     ◇     ◇     ◇

 −来年はフェラーリの一員ですね

 ライコネン「F1は物事が大きく変わるからね。もともとフェラーリに悪い印象はなかった。(10年には)結果として違う道を歩むことになっただけ。フェラーリには親しい友人もいるし私の(ロータスとの)契約も終わり、14年に何をするかを決める状況になってこうなったんだ」

 −あなたが求めた保証をロータスがしていれば契約延長した?

 「フェラーリは本当に私が必要なことを分かっていた。私自身の決断に満足しているよ」

 −来年最も難しいと思っていることは?

 「私はチームもそこで働く人も知っている。まあ新しく入った人は知らないけど、あまり難しいことはないと思う。もちろんクルマを正しい方向に導き、信頼性を確保するのは難しい仕事になると思うが」

 −09年末にフェラーリを去る時、あなたは自由になった気分だと言いましたが

 「かつて在籍した時のフェラーリでもずっと自由だった。まあ過去には多くの物語があるものだし、ほかのチームでも一緒だろう。でもそれらはチームからもたらされたことはなく、いつもメディアからだった。時には真実だったり、そうでなかったり。私はフェラーリで楽しい時を過ごしたし、また過ごしたいと思っている」

 −多くの人がアロンソとうまくいかないのではと心配しているが

 「うまくいかない理由が私には分からない。私たちはもう何をすべきか十分に分かる年齢に達している。チームも上手に管理する方法を知っているだろうし、問題が起きたら徹底的に話し合うこともできる。もう二十歳そこそこの若造じゃないんだ。確かにトラック上では厳しい戦いになるだろうが、うまくいくと確信しているよ」

 −クルマを良くするために以前よりもマラネロ(チーム本拠地)で過ごす時間が長くなる準備はできていますか? モンテゼモロ社長がイタリアのメディアにそう語ったようですが

 「いろんな話があるからね〜。私はロータスで本当にいいクルマを手にした。なのに14年のクルマを開発し、より良くできないのではという理由が分からない。それは新規則になるから? ならば全てのチームに言えることじゃないかな」

 −ロータスはあなたにまだお金を払う必要があるようですね

 「私はレースが好きなだけだよ。それだけが僕がここ(F1)にいる唯一の理由だ。チームは関係ない。(ロータスには)お金の問題があり、私は給料をちゃんともらっていない。でもチームを助けたいと思っていて、そのために最善を尽くすつもりだ」

 −フェラーリとアロンソから何かを学ぶことができると思う?

 「確かに異なる人やチームから、常に学ぶことはあるだろう。それぞれ自分のやり方があるからね。でも時としてそれはたった一人のためにしか役にたたないこともある。私はチームをよく知っているし、何があっても問題ない。私はアロンソと一緒に働いたことはないが、ずっと戦ってきた。心配はしていない」(構成=ルイス・バスコンセロス)

 

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