米Appleがリリースしたばかりの「iOS 7」に、ロック画面を迂回できてしまう脆弱性が見つかったという。米経済紙Forbesのオンライン版が9月19日に伝えた。
それによると、この問題はスペイン在住の兵士ホセ・ロドリゲス氏(36)が仕事の合間に発見。iOS 7をインストールしたiPhoneやiPadで、画面をスワイプして特定の操作をすると、画面ロックを迂回して写真やメール、Twitterなどにアクセスできてしまうことを発見した。
この方法でiPhoneのカメラや保存された写真にアクセスして、ユーザーのアカウントからその写真を共有することも可能だといい、メールやTwitter、Facebook、Flickrなどのアカウントを乗っ取ることもできてしまうという。
Forbesの記者もiOS 7を搭載したiPhone 5でテストした結果、画面ロックが迂回できる現象を確認したとしている。iPhone 5sや5cに対して通用するかどうかは未確認だが、ロドリゲス氏は「通用するはずだ」と話しているという。
同氏はこれまでにもiOSのロック画面迂回の脆弱性を何度も発見している。このうちiOS 7のβ版で同氏が見つけた脆弱性は、正式版で修正された。
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