本四高速の債務は2兆4千億円超 料金で返済なら1・88倍に
国と関係自治体が2014年度からの出資打ち切りを決めた本州四国連絡高速道路で、債務の返済計画を会計検査院が試算したところ、50年度には2兆4500億円超に膨らむことが19日、分かった。
検査院は、料金収入のみで返済するとすれば、現在の1・88倍に値上げする必要があると指摘。国土交通省や本四高速会社などに、出資金に代わる措置を含めた返済計画の検討や、道路の管理費用削減を求めた。
本四高速は、本州と四国を結ぶ神戸淡路鳴門(兵庫―徳島)、瀬戸中央(岡山―香川)、西瀬戸(広島―愛媛)の3自動車道。建設費など事業費が2兆8662億円かかった。