【シリコンバレー=奥平和行】カナダのスマートフォン(スマホ)大手ブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション)が大規模な人員削減を検討していることが18日、明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、年末までに全従業員の最大40%を減らす方針。5000人規模の削減により、コストを圧縮する。
ブラックベリーは2011年に2000人、12~13年に5000人の削減に踏み切っており、今年3月時点の社員は1万2700人まで減っていた。ウォール紙によると、今回の削減は社内の全部門が対象になる見通しだ。
同社の製品はスマホの草分けとして人気を集め、米IDCによると09年には世界シェアの20%近くを確保。フィンランドのノキアに次ぐ2位につけていた。ただ近年は韓国サムスン電子や米アップルなどとの競争激化で苦戦し、12年のシェアは5%未満に落ち込んでいた。
ブラックベリーの取締役会は8月、特別委員会を設置して他社との提携や身売りなどを検討すると発表した。早ければ11月にも結論を出す見通しで、特許や企業向けサービスなどに会社を分割して売却する案などが検討対象になっているもようだ。
ブラックベリー、スマートフォン、アップル、ノキア、サムスン電子
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