台風18号の突風被害 埼玉だけで4つの“竜巻”が(09/18 20:36)
台風18号が各地で猛威を振るった16日、大きな突風被害のあった埼玉県内で、少なくとも4つの竜巻が発生していたことが分かりました。
気象庁は、16日の突風被害に関して、各地に職員を派遣して現地調査を続けてきました。埼玉県では、2日間で延べ18人の調査員が被害状況をつぶさに見て回ったほか、住民らから目撃情報を集めるなどしました。これまでにまとめられた報告書によりますと、現場の状況などから、滑川町から熊谷市にかけて、熊谷市から群馬県太田市にかけてそれぞれ1つずつ、また、行田市内で2つ、合わせて4つの竜巻が発生していたことが分かりました。そのうち最も被害が大きかったのは滑川町で発生した竜巻で、距離約13キロ、幅200メートルにわたって被害が確認されています。そのほか、群馬県、栃木県、三重県でも竜巻の被害が確認されていて、現在までに少なくとも7つの竜巻が台風18号の影響で発生していたことが明らかになりました。