8月米中古住宅販売:1.7%増の年率548万戸、駆け込み需要続く
9月19日(ブルームバーグ):8月の米中古住宅販売は、市場予想に反して前月比で増加した。住宅ローン金利が一段と上昇する前に購入しようとする動きが目立った。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した8月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は、前月比1.7%増加の548万戸。これは2007年2月以来の高水準。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値 は525万戸への減少だった。
PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのシニアエコノミスト、ガス・ファウチャー氏は、「住宅ローン金利の上昇が若干、住宅市場の足を引っ張っている」と述べ、「このペースで販売が続くことはないだろう」と続けた。
8月の中古住宅価格(中央値)は前年同月比14.7%上昇の21万2100ドルで、伸び率は2005年10月以来の最大。前月比では2カ月連続マイナス。
中古住宅在庫は225万戸と、8月の在庫水準としては2002年以来で最低だった。販売に対する在庫比率は4.9カ月で、前月の5カ月から縮小した。
原題:Sales of U.S. Existing Homes Rise in August to Six-YearHigh (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/09/20 01:37 JSTニュース一覧
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