フィラデルフィア連銀製造業景況指数:生産・受注中心に上昇
9月19日(ブルームバーグ):米フィラデルフィア地区の製造業景況指数は9月に拡大ペースが加速し、2011年3月以来の高い水準となった。
米フィラデルフィア連銀が19日発表した9月の同地区製造業景況指数 は22.3と、前月の9.3から上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は10.3だった。同指数はゼロが拡大と縮小の境目を示す。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は統計発表前に、「世界経済のわずかな改善により、9月は製造業者の信頼感が押し上げられるはずだ」と指摘。「地区連銀調査の指数はすべて製造業の改善を示唆している」と述べた。
項目別に見ると新規受注 は21.2と、前月の5.3から上昇し、2011年3月以来の高水準。出荷指数も21.2に上昇。前月はマイナス0.9だった。雇用 は10.3と、前月の3.5を上回った。
6カ月先の景況感を示す見通し指数58.2と、2003年9月以来の高水準。前月は38.9だった。
原題:Manufacturing in Philadelphia Region Expands by Most Since2011(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/09/20 00:47 JSTニュース一覧
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