特定秘密保護法案:民放連会長が懸念表明 意見も提出
毎日新聞 2013年09月19日 18時45分
日本民間放送連盟(民放連)の井上弘会長は19日の定例記者会見で、機密情報漏えいに対する罰則を強化する「特定秘密保護法案」について「概要を見る限り、国民の知る権利と報道の自由を侵害する可能性がある」として懸念を表明した。
井上会長は、報道・取材へ配慮する旨の具体的記述がない▽処罰の対象となる取得行為の範囲があいまい▽本来公表されるべき情報までも秘匿・隠蔽(いんぺい)されないか−−などを懸念材料に挙げ「意見募集も15日間では短く、国民的議論が足りないのではないか」と指摘した。民放連は、17日に意見を政府に提出している。