京都府北部に大きな被害をもたらした2004年10月の台風23号の襲来で、破損した丹後あじわいの郷(京丹後市弥栄町)内にある市所有の展望台「丹後王国タワー」が6年間、そのままの状態で放置されている。解体費や改修費が高額になるためで、新たな活用案も立ち消えになった。いまだ修復のめどは立っておらず、内部の傷みも進んでいる。
丹後王国タワーは1998年、あじわいの郷の目玉施設として旧弥栄町が約2億円をかけて建設。外壁に約900枚の木板やガラス板を用いた高さ30メートルの円筒形の建物で、最上階からは日本海を一望できる。
しかし、04年の台風23号の襲来で、約半数の木板が吹き飛んだり、ひびが入る…
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2010/10/08 13:20
【京都新聞】
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