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汚染水「世界にどう伝えるか取り組みを」9月13日 12時39分
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東京電力福島第一原子力発電所で汚染水の問題が深刻化するなか、東京電力の汚染水・タンク対策本部の会議が開かれ海外から招いた専門家の意見を聞きました。
東京電力の本店で開かれた対策会議にはスリーマイル島原発の事故の後、およそ4年間にわたって現場で廃炉作業を指揮したアメリカ原子力規制委員会の元職員、レイク・バレット氏が社外の専門家として参加しました。
会議の冒頭でバレット氏は「大量の汚染水があるにも関わらず最大限の努力によってきちんと封じ込められていると考えている。非常に複雑な地下水の流れがあるなか、困難な問題ではあるが技術的な対策とともに世界全体にどう伝えていくのかということにぜひ取り組んで頂きたい」と述べました。
またバレット氏は▽何かが起きてからではなく、事前に手当てをしていくべきだということや▽一般の人たちにも分かりやすく情報を発信し、コミュニケーションの改善を図るべきだなどと提言したということです。
これに対し、東京電力の廣瀬社長は「専門家から意見を頂きながら漁業関係者の方々を含めて一般の人たちに分かりやすく情報を発信し、対策の強化にしっかりと取り組んでいきたい」と話していました。
この会議は今後も開かれ、東京電力ではバレット氏から技術的なアドバイスなどを詳しく聞いたうえで、現場の作業に反映させたいとしています。
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