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児童虐待事件過去2番目の多さ9月13日 5時59分
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ことし上半期に全国の警察が摘発した児童虐待の事件は221件で過去2番目に多くなり、被害を受けた子ども11人が死亡しました。
警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に警察が摘発した児童虐待の事件は221件で、去年の同じ時期より27件、率にして11%減ったものの統計を取り始めた平成12年以降では2番目に多くなりました。
ことし5月に横浜市で小学1年生だった長女に暴行を加えて死亡させたとして母親と同居していた男が逮捕されるなど▽身体的な虐待が157件と最も多く、▽性的な虐待が49件、さらに、▽親から刃物を突きつけられて脅されたり、暴言を浴びせられたりして心に傷を受ける「心理的虐待」が8件となっています。
虐待を受けた子どもの数も224人と過去2番目に多く、このうち11人が死亡しました。
警察は、事件として扱わない場合でも虐待の疑いがあれば児童相談所に通告していますが、この半年間に通告された子どもは1万61人と、去年の同じ時期より40%近く増え、過去最多となりました。
この中では心に傷を受ける「心理的虐待」が半数余りを占めているということで、警察庁は児童相談所などと連携して早い段階で対処することで、深刻な事態を防ぎたいとしています。
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