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認知症の新画像診断技術を開発
9月19日 6時37分

認知症の新画像診断技術を開発
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アルツハイマー病に特有のたんぱく質が患者の脳に蓄積しているのを画像検査で見つけ出す技術の開発に放射線医学総合研究所のグループが世界で初めて成功し、病気の早期発見などに役立つと注目されています。

研究を行ったのは千葉市にある放射線医学総合研究所の樋口真人チームリーダーらのグループです。
アルツハイマー病では脳に「アミロイドベータ」と「タウ」という2種類のたんぱく質が蓄積しますが「タウ」については、CTやMRIなどの画像検査で捉えることができませんでした。
グループではタウだけに結合して微弱な放射線を出す特殊な薬剤を開発しました。
そして実際にアルツハイマー病の患者に注射しPETと呼ばれる画像診断装置で撮影することで世界で初めて、患者の脳に蓄積しているタウを捉えることに成功したということです。
タウは、アルツハイマー病のごく初期の段階から脳に蓄積することも確認されていて、樋口チームリーダーは「タウはアルツハイマー病の発症と密接に関係していることが分かってきている。今回の技術を使えば、早期発見や予防法の開発などに役立つはずだ」と話しています。

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