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マグステ丼の経済効果試算1億円
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| デビュー3カ月で1万9千食近くを売り上げ、町外からの“外貨”獲得に貢献したマグロステーキ丼 |
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深浦町の新名物「深浦マグロステーキ丼」(マグステ丼)が6月にデビューした後、3カ月間の売り上げや関連消費を含めた経済効果が約1億円に達するとの試算を、メニュー開発に当たった旅行、飲食などの販売促進企業・リクルートライフスタイル(東京)がまとめた。
6月14日にデビューしたマグステ丼は9月13日までの3カ月で1万8800食を販売。試算によると1食1200円のマグステ丼の「直接売り上げ」が2256万円、原価率48%の「原材料費」が1082万8800円。
平均来店者2.5人のうち1人がマグステ丼を食べ、残る1.5人が千円の料理を食べたと設定した「連れ消費」が2820万円、土産品購入、給油などで1人平均850円使ったとする「関連消費」を3995万円と想定、以上を合わせると1億153万円となった。
マグステ丼開発の指南役を務めた同社エグゼクティブプロデューサーのヒロ中田さんは2005年以降、マグステ丼など地場産食材を活用した「新・ご当地グルメ」の開発を約50点手掛け、同様の手法で試算してきた。中田さんは「1年で1億円という例はこれまでも『館山炙(あぶ)り海鮮丼』(千葉県)、『日南一本釣りカツオ炙り重』(宮崎県)の二つがあったが、3カ月で1億円というのは初めて。大消費地から遠く離れているハンディがあるにもかかわらずこれだけ売り上げた深浦の健闘は素晴らしい。他の地域にとっても勇気を与える事例」と絶賛した。
マグステ丼を提供する7飲食店や町、地元漁協などで組織する「深浦マグロ料理推進協議会」によると、マグステ丼注文の90%以上が町外客で“外貨”獲得という狙いは当たった形。西崎朋会長は「町内の道の駅、十二湖への観光客も増えていると聞きマグステ丼効果に驚いている。年間1万5千食販売という目標は達成したので次は3万食を目指したい」と話した。
※同協議会はマグロの品薄のため8月28日から行ってきた食数制限を20日に解除する。ただマグロの仕入れ量には限界があるため、可能な限り、事前予約を呼び掛けている。各店の連絡先は協議会ホームページ(http://www.fukauramaguro.com/)で紹介。
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