奇才に迫る「寺山修司演劇祭」22、23日開催(2013/09/13 16:12)
22日に開幕する寺山修司演劇祭のポスター
 寺山修司(1936〜83年)の没後30年を記念し、代表的な戯曲をはじめ、朗読劇、野外音楽劇などを繰り広げる「寺山修司演劇祭 2013」(旧渋沢邸を活用した地域活性化委員会主催)が22、23の両日、三沢市の星野リゾート青森屋で開かれる。入場無料。(長谷川開丈)
 
 さまざまなジャンルで活動を展開した寺山は、主宰した前衛劇団「天井桟敷」の海外公演など演劇の分野で世界的となった。
 今回の演劇祭では初日の22日、青森大学から演劇団「健康」と文芸部「幸畑文学」が参加し、5月の「修司忌」で披露した朗読劇「懐かしのわが家」を改訂して再演(午後0時5分・本館1階)。さらに、寺山の戯曲を取り上げてきた札幌市の「実験演劇集団風蝕異人街」と東京都の「劇団☆A・P・B―Tokyo」が、それぞれ初期の代表作「青森県のせむし男」(同1時・西館2階)、「毛皮のマリー」(同4時・同)を上演する。
 また、参加劇団が総出演する野外音楽劇「醒(さ)めて、歌えよ!」(同6時・公園内カッパ沼)も披露される。
 23日は中学生、高校生による「あおもりげいじゅつ林間学校 文学・演劇編」を予定している。
 今年は奇才・寺山を見詰め直す多彩な企画が各地で催され寺山ブーム≠ェ巻き起こっているが、同委員会は「三沢で寺山の芝居が見られる初めての機会」(佐々木英明三沢市寺山修司記念館長)とアピール、来場を呼び掛けている。
【写真説明】
22日に開幕する寺山修司演劇祭のポスター

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。有料携帯サイトにも掲載しています。
この記事についてつぶやくボタンこの記事についてtwitterでつぶやく

主なニュース (2013/09/19)
北奥羽ニュース
国内外ニュースTOP10