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対中国で硫黄島に通信傍受施設
9月19日 6時47分

対中国で硫黄島に通信傍受施設
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防衛省は、中国軍が太平洋での活動を活発化させていることから、その動向を把握するため、情報収集能力を強化する必要があるとして、小笠原諸島の硫黄島に、艦船の通信などを傍受する施設を新たに設置する方針を固めました。

中国軍の活動を巡っては、ことし7月、5隻の艦船が北海道の宗谷岬を初めて通過し、太平洋に出て、日本列島を回り込むように南下したほか、今月8日には爆撃機2機が、南西諸島を越えて初めて太平洋まで飛行するなど、その範囲を広げています。
こうした活動について、日本列島から沖縄そしてフィリピンを結ぶいわゆる「第一列島線」を越えて、伊豆諸島から小笠原諸島、グアムなどを結ぶ「第二列島線」まで活動の範囲を広げている表れだという指摘もあります。
防衛省は、中国軍の太平洋での活動は、今後さらに活発になるとみていて、その動向を把握するため、情報収集能力を強化する必要があるとして、艦船や航空機の通信などを傍受する情報本部の施設を、東京都の小笠原諸島の硫黄島に、新たに設置する方針を固めました。防衛省情報本部は、北海道や鳥取県、それに鹿児島県の喜界島など、全国6か所に通信所を設けていますが、太平洋での情報収集は手薄になっていて、新たな施設の設置で中国軍の活動の活発化に備えたいとしています。

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