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H7N9型ヒトヒト感染可能性9月19日 4時43分
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中国で、ことしの春、感染者が相次いで出たH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、鼻やのどの粘膜に取り付き、せきやくしゃみでヒトからヒトに広がりやすいよう遺伝子が変化していることがオランダのグループの研究で分かりました。
オランダのエラスムス大学病院の研究グループは、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの感染力を調べようと、19歳から73歳までの男女12人から気道や肺などの細胞を提供してもらい実際にウイルスが取りつくかどうか実験を行いました。
その結果、H7N9型のウイルスは、気道や肺だけでなく、鼻やのどの細胞にも付着するなど、ほかの鳥インフルエンザウイルスにはない特徴を持っていることが分かったということです。
ウイルスが鼻やのどの細胞に付着して感染するとせきやくしゃみなどの飛まつを通じてヒトからヒトに感染を広げる恐れが高まります。
H7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、現時点では、ヒトからヒトへの持続的な感染が確認されていませんが、研究グループのティース・カイケン教授は「さらに遺伝子が変化してヒトへの適応性を高めれば大流行が起きる可能性がある」として警戒を呼びかけています。
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