欧州自動車工業会(ACEA)が発表した8月の新車販売台数によると、現代自動車は前年同月比5.3%減の2万5102台、起亜自動車は4.0%減の2万4台にとどまった。両社合計では4.7%減だった。
現代・起亜自の合計シェアは6.6%だった。フィアットグループ(5.2%)、トヨタ(4.6%)を上回ったものの、昨年12月に記録した最高シェア(7.0%)に比べ、0.4ポイント低下した。欧州では市場全体の販売台数も4.9%減少し、メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン・グループが11.3%減、プジョー・シトロエンが17.9%減と不振だった。
こうした中、BMWが9.9%増となるなど、高級車メーカーは販売が小幅ながら伸びた。現代自は欧州市場での販売不振について、「今年初めの予想に比べ、欧州市場の回復が遅れ、1-8月に市場全体の需要が5.2%減少した。新型i10など欧州専用モデルを投入し、市場を守りたい」と説明した。