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【スポーツ】スエマエ末綱 代表引退 インドネシアペアに初戦敗退2013年9月19日 紙面から
◇ヨネックスOP<1回戦>バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープン・ジャパンは18日、東京体育館で各種目の1回戦が行われ、2008年北京五輪女子ダブルス4位の末綱聡子(32)、前田美順(27)=ともにルネサス=組が、インドネシアのペアに初戦で敗れた。末綱は今大会で国際大会からの引退を表明しており、北京五輪で一世を風靡(ふうび)した“スエマエ”の一時代に一区切りを付けた。 前田の打ち返したシャトルは無情にもネットを越えず、コートに落ちた。北京五輪4位に輝いたスエマエの国際大会でのラストダンスは約1時間40分。1ゲーム目を先取したが、まさかの逆転負けに終わった。それでも、末綱は「我慢比べで負けた。でも、自分の中でも最高(時間の試合)じゃないかな。最後に記録をつくれてよかった」と語った。 2004年にコンビを結成し約9年半、共に歩み、戦った。号泣する2人に、観衆からはねぎらいを込めた温かな拍手が送られた。末綱は5歳年下の後輩の頭をポンっとたたき、こう言った。「ありがとう」。前田は「下のくせに言うことをきかなかった自分を辛抱強く引っ張ってくれた。人としてアスリートとしてすごいと思う」と感謝を込めた。 今後について、末綱は「日本リーグで会社のために貢献したい」と言い、代表引退をあらためて語った。そして、思い出の一戦として北京五輪・準々決勝を挙げた。日本バドミントン界史上初のベスト4進出の快挙を成し遂げたペア。末綱は「う〜ん。長いようで短かった。でも、最後は自分たちらしいプレーをできた」と胸を張った。 (占部哲也) PR情報
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