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【プロ野球】広島 連勝7でストップ 野村 今季最短3イニング2/3でKO2013年9月19日 紙面から
◇阪神9−1広島阪神は能見が9回2死から広瀬に浴びたソロ本塁打による1失点で完投し、3年連続の2桁勝利。1回に新井貴の二塁打などで3点を先制し、効果的に加点して連敗を3で止めた。広島は野村が7失点と振るわず、連勝は7でストップ。 阪神相手に9失点の大敗を喫した。8日以来、10日ぶりの敗戦で赤ヘル怒とうの連勝は7でストップ。01年以来、12年ぶりの8連勝を逃した。だが、いつかは止まるし、こんな日もある。野村監督は試合後、サバサバと振り返った。 「(打線は)見ての通り。3点、1点、3点と失点すれば、楽に(能見も)投げられる。相手も勝つために必死なのでね。きょうは残念だったけど、また切り替えてやって行ける」 誤算は先発の野村だった。初回にエルドレッドの拙守に失策も絡み3失点。その後も立ち直れず4回途中7失点。「悪い方の祐輔の状態。連勝のプレッシャーがあっただろうけど、腕も振れずエラーも絡んで失点して…。もう少しゲームをつくってくれると思ったけど」と、指揮官は努めて冷静に話した。 それでも、引きずるような1敗ではない。大差の付いた中盤以降は、丸、キラ、エルドレッド、梵の4人をベンチに下げた。思い切って主力を休ませたと前向きに考えればいい。 昨年のこの時期は辛酸をなめた。1勝8敗と大失速した9連戦の終盤で、ヤクルト相手に惨敗。CS進出が遠のくばかりの日々だった。昨年9月は6勝17敗1分け。それが今季はすでに10勝4敗。間違いなくカープに勢いはある。 CS前哨戦で最後に意地も見せた。0−9の9回2死から、広瀬が左翼席へ8号ソロをたたき込んだ。若手、ベテラン、主力も控えも今は16年ぶりAクラスを目指し一丸となっている。「甘い球をしっかり捉えられた。あしたでしょう!」と広瀬。次戦へつながる一振りでナインの思いを代弁した。 4位・中日が勝ち、再び4・5ゲーム差。今後も死力を尽くした12試合が待つ。46歳最後を飾れなかった野村監督は最後にもう一度、「切り替える」と繰り返した。悲願のCS出場へ、前だけを向いて戦う。 (荒木司) PR情報
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