【NQNニューヨーク=横内理恵】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に4日続伸し、過去最高値を約1カ月半ぶりに更新した。終値は前日比147ドル21セント高の1万5676ドル94セント(速報値)。米連邦準備理事会(FRB)がこの日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の市場予想に反して量的緩和第3弾(QE3)の縮小を見送った。株式市場への余剰資金流入が続くとの期待から買いが膨らんだ。
FRBが景気に配慮した緩和的な金融政策を長期間続けるとの見方から、景気動向に業績が左右されやすい機械や素材関連株が買われた。米長期金利の急低下を受け、住宅ローン金利が下がるとの期待から住宅関連銘柄の上昇も目立った。利回りの下がった国債に対し投資妙味が増したとして配当利回りの高い公益事業株も買われた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比37.94ポイント高の3783.64(速報値)と、2000年9月22日以来約13年ぶりの高値で終えた。
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