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「遮水壁約束も工事進まず」9月18日 15時20分
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原発事故発生後、総理大臣補佐官として対応に当たった民主党の馬淵選挙対策委員長は、おととし6月の時点で、汚染水の流出を防ぐため、東京電力が遮水壁の設置を遅滞なく進めると約束していたにもかかわらず、その後、工事が進まなかったと指摘しました。
民主党の馬淵選挙対策委員長は、党の汚染水対策に関する会合で、総理大臣補佐官として原発事故の対応に当たっていたおととし6月の時点で、汚染水の流出を防ぐため、建屋を囲む形で遮水壁を設置する方針を民主党政権と東京電力で決定し、発表する段取りになっていたことを明らかにしました。しかし、馬淵氏によりますと、東京電力から、遮水壁を設置すれば、新たに1000億円の債務が加わることになり、市場の混乱を招くとして、発表を控えるよう要請があり、発表は見送られたということです。
そのうえで、馬淵氏は、「総理大臣官邸などの判断で発表は取りやめたが、東京電力は遅滞なく計画を進めることを約束していた」と述べ、東京電力が遮水壁の設置を遅滞なく進めると約束していたにもかかわらず、その後、工事が進まなかったと指摘しました。
これに対し、会合に出席していた東京電力の担当者は、「当時のいきさつについては、まだ確認できていない」と述べました。
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