11月19日、ドラディションの東京・後楽園ホール大会でプロレスデビューを飾る飛龍2世・藤波怜於南(20)の対戦相手が船木誠勝(44=W―1)に決定した。17日、都内で行われた会見で初めて自らの対戦相手を知ることになった怜於南の表情は、キャリア28年の大物・船木を目の前に、見る見るうちに凍りついた。
会見で藤波親子は先に着席。後から対戦相手が入場し、その場で怜於南が自らのデビュー戦の相手を知るという趣向となった。
そこに姿を現したのが船木だったから、瞬時に怜於南の表情は凍りついた。昨年、リング上で不意打ちに愛息からプロレスラー志願を告げられた藤波辰爾(59)は「言葉は悪いが、いろんな形で仕返しする(笑い)。デビュー戦までドキドキと緊張で寝られないようにね」と語り、まんまと父が一本取った格好となった。
船木はまだ10代だった1986年から欧州武者修行出発前までの3年間、藤波の付け人を務めている。怜於南は船木がパンクラスの旗揚げ準備に追われていた93年夏に誕生。時は流れ、今回がほぼ初対面となる。
藤波は「いい対戦相手が見つからなければ、父親自らデビュー戦の相手をしようとも思ったが、ボクの40周年記念興行で船木選手と対戦してピーンときた。今、現役の中心にいて、プロというものを体現できる存在。レフェリーはボクのデビュー戦の相手でもある北沢(幹之)さんにお願いしました」と説明した。
かつての師・藤波からのオファーを意気に感じた船木も「28年のキャリアでデビュー戦の相手を務めたのは松田(納=エル・サムライ)、飯塚(高史)、クリス・ベノワの3人。怜於南選手が4人目となります。ボクがプロの第一関門になれることを光栄に思えるし、不思議な運命も感じます」と目を輝かせた。
英国ウィガンにて、ロイ・ウッド氏の指導のもとキャッチの修行に励んでいた怜於南は14日に帰国したばかり。対戦相手も決まり、今後は父の実戦的指導を受ける運びとなる。
父から常に厳しく注意されている「プロレスそのものに対して、常に恐怖をもって接しろ」の言葉を体現するように、今後2か月間、マッドネスな本性を持つ船木の恐怖と戦い続けることになる。
ボートレース住之江で開催されていた「第25回大阪スポーツ賞アクアクイーンカップ」は16日、第12Rで優勝戦が行われ、インからコンマ09のトップスタートを決めた中里優子(埼玉)が逃げ切り快勝した。
「GⅠ第56回オールスター競輪」は17日、最終日を行った。決勝は地元の後閑信一(43)が、2角まくりを決めて優勝。2006年7月寛仁親王牌以来、3回目のタイトルを手にした。
南関東4競馬場の全レースと全国の地方競馬(一部)を発売する会員制場外馬券発売所・F-keiba(エフケイバ)木更津にミス東スポが来場。当日メーンレース「日本テレビ盃(JpnⅡ)」を中心に大胆予想を披露する。