◆AKB48 第4回じゃんけん大会(18日、東京・日本武道館) AKB48総合プロデューサーの秋元康氏(55)が大会終了後、スポーツ報知の取材に応じ、優勝した松井珠理奈(16)について「持ってる運がすごい。神様が指さしてる人」と祝福した。フレッシュな顔ぶれとなった選抜メンバーについては「AKBが進化して常に動いてる感じが今日のじゃんけん大会に出た」と話し、来年以降についても継続する意向を明かした。
秋元氏は、パーを出し続けて頂点に上り詰めた珠理奈の戦いぶりを「去年の島崎(遥香)もチョキで勝ったが、結果論として簡単なように見えるが、その勇気はすごい。途中で誰かが気付いたりする可能性もあるわけだから」と評価した。
「スターって神様が指さしてる人。努力はもちろん必要だが、プラスアルファで、かかとが数センチ上がらないと届かない。今回も珠理奈は何かに導かれるようだった」と目を細めた。
オーディション時の記憶がよみがえったという。「50人中49番目に歌うはずが、カラオケマシンのトラブルで最後に歌ったのが珠理奈。それまでにある程度(合格の)16人を決めていたが、最後に全部持っていった。その雰囲気はスターだけが持っているものだった」。優勝を決め、泣き崩れる珠理奈の姿に改めてそのスター性を再確認した。
2位に入ったNMB48の上枝恵美加に対しては「すごく印象に残った。清楚(せいそ)だし、皆さんもいい印象を持ったのでは」。そのほかの選抜メンバーもフレッシュな顔ぶれとなった。「AKB48は進化し、常に動いてるという感じがまさに今日のじゃんけん大会だった。これが大きな目的だが、じゃんけんによってシャッフルすることで、化学反応が起きたり、上枝さんのように新しく注目される人が出てくる」。珠理奈をセンターとした楽曲については「おもしろい16人になった。これからどうしようってところ」と構想を巡らせた。
今回は新たにブロック別に先に選抜メンバー16人を確定する方式を採用したが、「今までのトーナメントがいいのか検証して、5回目につなげられれば」。大会のさらなる進化へ意欲を見せた。
[2013/9/19-06:03 スポーツ報知]