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【モータースポーツ】

【INDY】モントヤ復帰! 来季再び大暴れだ!! NASCAR卒業…名門ペンスキーと契約

2013年9月18日 8時45分

「興奮している」

 インディカーの名門チーム「ペンスキー」は16日、ファン−パブロ・モントヤ(37)=コロンビア=と2014年のドライバー契約を交わしたと発表した。同選手はインディカーと合併したCARTの1999年王者。2001年にF1に転向してタイトル争いを展開したが、06年のシーズン中に突如NASCARへの転向を発表し、長らくトップドライバーとして活躍した名物選手。来季は14年ぶりの米国最高峰フォーミュラで、再び暴れ回るつもりだ。

      ◇     ◇     ◇

 01年から6年間、F1で数々の話題を提供したモントヤが、久しぶりに世界中のモータースポーツファンをアッと驚かせた。7年間もフル参戦したNASCARを卒業し、来年は名門「ペンスキー」からインディカーへ参戦するというのだ。

 「輝かしい歴史に満ちたチームで戦えることに興奮している。世界中でベストと呼ばれるいくつかのチームで戦った経験があるが、いつもロジャー(ペンスキー=チームオーナー)のチームと組織力をすごいと思っていた。そこで走れる機会をもらえたのは、大変な名誉だ」。チームの公式HPでそう喜びの声明を発表したモントヤは、新しい挑戦に胸躍らせているかのようだ。

 受け入れるチームオーナーのR・ペンスキーさんも「モントヤは全てのモータースポーツで勝者となることを証明している。さまざまなレースで数多くの勝利を収めているし、熱狂的なファンに支えられている」と大絶賛。どんなカテゴリーでも結果を残してきた才能に加え、多くのファンを抱えていることも獲得理由に挙げた。

 モントヤの代名詞は「暴れん坊」だ。CARTでは初年度にタイトルを獲得し、ウィリアムズから01年にデビューしたF1でも初年度から初勝利を挙げてランキング6位を獲得、NASCARもフル参戦初年度の07年に第2カテゴリーのネイションワイドで新人王に輝いた。攻め抜くドライビングスタイルを貫き、どんなカテゴリーでもいきなりトップドライバーとなる天性を持っている。

 が、そんな熱い走りを支える性格にはもろ刃の剣の一面もある。F1のマクラーレン時代(05、06年)は初年度に3勝を挙げてタイトル争いをしたが、クルマの戦闘力がなかった2年目にはやる気を無くし、トレーニング中のケガで欠場するとそのままシーズン途中に契約を解除、NASCARのチームと契約してしまった。今回の転向も、長年在籍したチップガナシとの折り合いが悪くなり、ライバルチームのペンスキーからインディへの転向を決めたといわれている。

 ともあれ、来年のインディカーが面白くなるのは間違いない。インディ500(00年)、F1モナコGP(03年)、デイトナ24時間(07、08、13年)のビッグレースを制覇した実績だけでなく、果敢に攻め続けるモントヤの加入で、シリーズそのものが熱くなるはずだ。

 

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