ライブに臨むAKB48のメンバー。センターは小嶋陽菜=18日、日本武道館(撮影・桐山弘太)【拡大】
「ザ・センター・イズ…ハル~ナ、コッジ~マ~!」
アナウンスコールで順番に登場する選抜メンバー。16人目、最後にこじはるの名前が叫ばれると、武道館を埋め尽くした1万2000人の大歓声がこだました。
昨年同様、大会前にミニライブが行われ、オープニングで披露されたのが新曲「ハート・エレキ」。1960年代に大流行したグループ・サウンズ(GS)風楽曲で、総合プロデューサーの秋元康氏(55)からセンターに任命されたのが小嶋陽菜だった。
これまで発売したシングル32枚中、選抜入りを逃したのは昨年のじゃんけん大会で負けた29枚目のみ。総選挙では毎年トップ10入りするなど抜群の人気を誇るが、意外にもセンターは初となる。
今夏の5大ドームツアーでは、初期メンバーとしてともにAKBを引っ張ってきた篠田、板野友美(22)、秋元才加(25)らが卒業し、最年長となった。
ほんわかした天然キャラだが、屋台骨として今後のAKBを支えるべく選ばれたようだ。次世代を担う松井珠理奈(16)ら若手が躍動しているが、もうひと皮むけろとばかりに、世代交代に待ったをかけた格好だ。
ステージでは、あちこちを指差すパフォーマンスが特徴のダンスをGSに合わせて歌い踊り、会場のファンを魅了。歌唱後、大島優子(24)から「(小嶋のあだ名)にゃんにゃん、センターだよ!」と振られると「ヒャ~」と絶叫。「何がどうしてこうなってしまったか分からないですけど、頑張ります」とほほえんだ。
同曲は16人がバンドを組んだ設定で、それぞれ外国人風のニックネームが付けられている。最後に名乗る小嶋は「ボーカルのキャサリンです…。あっ、ミッシェルで~す」と言い間違えるご愛きょう。AKBを代表する?天然キャラのこじはるが、先頭に立ってAKBを牽引していく。
(紙面から)