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マレーシアのハラル認証日本で9月19日 1時54分
豚の成分を使わない食品などイスラム教徒のための製品であることを示す「ハラル」と呼ばれる認証を日本企業などが受けやすくするため、マレーシア政府は日本の商社らと提携して認証のための拠点施設を東京などに設けることになりました。
豚やアルコールの成分を使わないイスラム教徒のための食品や化粧品などは「ハラル」と呼ばれていますが、マレーシアでは政府がハラルの認証制度を設けハラル産業の育成に力を入れています。
18日は、首都クアラルンプールの近郊でマレーシア政府の公社の代表と、日本の商社や香港などの企業の代表が業務提携の署名式を行い、ハラル認証のための拠点施設が東京などに設けられることになりました。
拠点施設にはマレーシアの公社から専門家が派遣され、ハラルの基礎知識や申請方法について講義を行うほか、企業の工場なども視察して認証に向けた指導を行うことにしています。
日本の企業にとってハラルの認証が受けやすくなることで、マレーシアだけでなく隣国インドネシアや中東の国々などイスラム市場全体への輸出の機会が増えるものと期待されています。
マレーシアのムスタパ貿易産業相は「ハラル産業はイスラム教徒だけのものではない。世界に開かれている」と述べ、高い技術力を持つ日本企業がより積極的にハラル産業に参入することに期待を示しました。
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