米住宅着工件数:8月は0.9%増の年率89万戸、予想下回る
9月18日(ブルームバーグ):8月の米住宅着工件数は市場予想を下回った。また住宅の着工許可件数も市場予想以上に落ち込んだ。
米商務省の発表によると8月の住宅着工件数 (季節調整済み、年率換算、以下同じ)は89万1000戸と、前月から0.9%増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は91万7000戸だった。前月は88万3000戸と、速報値の89万6000戸から下方修正された。
住宅の着工許可件数は3.8%減の91万8000戸。市場予想は95万戸だった。
アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「住宅ローン金利の上昇は住宅市場の回復にとってネガティブな要素だが、回復が脱線するということはないだろう」と述べ、「住宅建設会社は以前ほど状況は理想的ではないことを実感している。これまで住宅は景気の中でも最も明るい部分だった」と続けた。
一戸建て住宅の着工件数は7%増の62万8000戸と、2月以来で最大となった。前月は58万7000戸だった。一方、集合住宅は26万3000戸と前月比で11.1%減少した。
原題:Work Began on Fewer U.S. Homes Than Projected in August(1)(抜粋)
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更新日時: 2013/09/18 23:15 JSTニュース一覧
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