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経済
奈良vs京都、早くも綱引き過熱 リニア大阪-名古屋間のルートほぼ未定
平成39(2027)年に品川-名古屋間で開業をめざすリニア中央新幹線の名古屋以西ルートについては、昭和48(1973)年の基本計画、平成23(2011)年の整備計画に「奈良市付近」を通ると明記されている。しかし具体的な経由地はまだ決まっておらず、中間駅の誘致合戦など、近畿圏では地元に引き込みたい自治体が激しい綱引きを繰り広げている。
名古屋を出て「奈良市付近」を通り、大阪に至るには、三重県、奈良県を通過すると考えるのが現実的だ。このため両県は、このルート上の中間駅を早期に確定するよう国などに求めている。
これに対し、京都府や京都市、地元経済界などはこのルートを変更し、「京都経由」とするよう主張している。駅の設置費用が地元負担からJR東海側の負担に変更された後の表明だったため、奈良県側は猛反発した。ただ、国やJR東海が「奈良市付近」を支持するなどしており、実現は困難とみられる。
一方、終点となる大阪などでは、平成57(2045)年に予定される大阪-名古屋間の開通を前倒しして、東京-名古屋間と同時に開業させることを求める声も上がっている。
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