スクープ この国はいつもこんな感じなんです 痴漢で「検挙」された警視庁の元スゴ腕刑事 知ってて報じなかった新聞・テレビって

2013年07月29日(月) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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 問題は、他の容疑者と比べた場合の、目に余る「VIP待遇」だ。痴漢事件において、容疑者にもっともダメージを与えるのは逮捕による勾留と、マスコミ報道である。高田はこれを両方免れている。

 本人を自宅のインタフォン越しに直撃した。

—痴漢で検挙されたと聞いています。

高田 それはどなたから聞いたのですか?

—確かな情報です。

高田 いやいや、特にお話しすることはありません。

—逮捕されないのは不公平ではないのか。

高田 話すことはありませんので、失礼します。

 警視庁広報課にも、痴漢の事実と特別扱いの有無について質したが、

「個別の案件については、回答を差し控える」

 と答えるだけだった。

 では、もう一方の問題点を検証する。この痴漢事件について、事実関係を把握している報道機関がいくつかあることを、本誌は確認している。

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