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カリー・アーウィンさんはそのときの「会話」をよく覚えている。
当時既婚で34歳だったアーウィンさんに対し、かかりつけの産婦人科のマーク・ジョステス医師は、こう切り出した。「子どもが欲しいのか」と。 アーウィンさんは「いつかは」と答えた。ミズーリ州セントルイス在住のアーウィンさんの記憶によると、同医師は「その『いつか』は近づいている。あなたには、ようやく子どもが欲しいと思ったときに妊娠が難しくなっていることが分かる事態に直面して欲しくない」と言った。 アーウィンさんはその後、すぐに夫と子作りに着手し、約6カ月後に妊娠した。35歳になって2週間後に女の子を出産した。環境コンサルタントとして働くアーウィンさんは現在37歳。第2子を妊娠中だ。彼女はジョステス医師が「きっかけ」をくれたとして、同医師に感謝していると言い、彼女にはそれが必要だったと話す。 子どもを持つかどうかという問題は神経質な話題だ。しかし、産婦人科医は、年に1度の受診の際、患者に避妊について尋ねるのと同じ頻度で、子どもを持つかという質問もするようにしているという。産婦人科医は患者に、受精率が32歳前後から徐々に下がり始め、37歳から急激に低下すると教える。また、流産や染色体異常のリスクが35歳以上になると上がることについても伝える。 米産婦人科学会(ACOG)のまとめたデータによると、米国女性の20%は35歳以降に子どもを持つ。しかもその比率は増えている。生殖補助技術(ART)が大きく進歩しているとは言っても、女性の年齢は妊娠の要素の1つになり得る。健康な30歳が妊娠する確率は毎月約20%あるが、健康な40歳となると5%になる。多くのケースでこれが当てはまり、たとえARTを用いてもそうだということが、データに表れている。 医師は、不妊治療が進歩し、メディアが40代や50代で妊娠した女性について報道するため、出産のタイムリミットを打ち破れると信じる人が出てきていると指摘する。体外受精や卵子の提供を受ける、卵子や胚を冷凍するなど、不妊治療に動く女性は増えているものの、専門家はこういった治療が高価で、保険の対象にならないことが多く、受精が保証されているわけでもないと述べる。 米疾病管理予防センター(CDC)の最新データによると、米国の女性が第1子を出産する年齢の中間値は2010年の時点で25.4歳と、10年前の24.9歳から上がっている。クリーブランド・クリニックで体外受精の医学責任者を務めるシンシア・オースティン氏は、「今の40歳は昔の30歳だと言うのをよく聞くが、妊娠の観点からすると、昔の30歳ではない。われわれの卵巣は50年前と同じ速度で老化している」と述べる。 40歳でも妊娠可能かどうかを決めるのは、おおよそ遺伝だ。サンフランシスコの産婦人科医、ローリー・グリーン医師は「受精率はまさにワイルドカード(不確定)だ」と話す。同医師は「わたしは患者が30歳になったら話し始めるようにしている。(未来を占う)水晶玉を持っていないから、高齢になっても誰が妊娠可能で、誰がそうでないかは分からないと常に伝えている」という。女性は何十年にもわたって、キャリアと家族計画の両立に悪戦苦闘し、一部は職場で昇進するために出産を後回しにする選択をしてきた。このため、いつ子どもを持つかの決断は複雑だ。 ACOGのガイドラインは、医師が「出産に関する健康計画を立てるよう女性に促すべきで、受診時には毎回、直接的でない方法でそれを話し合うべきだ」と指摘する。そこで取り上げるべき話題には、女性ないしカップルが子どもを欲しいと思っているか、理想的な子どもの数、出産の間隔やその時期、年齢に関連する受精率の変化などが挙げられている。 かつて、出産を後回しにし過ぎないよう女性に促す取り組みが物議を醸したことがある。生殖医療の専門医を代表する米生殖医学会(ASRM)は2001年に妊娠力維持(Preserve Your Fertility)キャンペーンを実施したが、この中には哺乳瓶が逆さまになっていて、中が砂時計になっているイラストがあった。一部の女性擁護団体は脅し戦略だとして、これを批判した。 当時ASRMの会長を務めていたマイケル・ソウルズ博士は、現代の女性は受精率と年齢に関する知識をより多く持っているように感じると話す。同博士はより多くの産婦人科医がこの話題を患者に切り出すことを望んでいるという。 一部の医師は、妊娠の話題を持ち出すことで、患者を遠ざけてしまうのではないかと懸念している。ワシントンにあるメッドスター・ワシントン・ホスピタル・センターの産婦人科医、タミカ・オーガスト医師は、「わたしは人々の気持ちを逆なでしてきたと感じている。そういったことがよく起こるのは、患者が少し高齢の場合だ」と話す。 同医師は「42歳の女性が訪れ『わたしはなぜ妊娠しないのでしょうか』と問われ、『申し訳ないのですが、科学的なことです。42歳だと28歳の時より卵子が少ないし、老化もしています。この段階だと、不妊の専門家と話す必要があるでしょう』と言った」という。すると、一部の患者は敵意を見せ、同医師を信じてくれなかったそうだ。こういった患者が再び同医師を受診することはないのだという。 冒頭のアーウィンさんを担当するジョステス医師は、患者と妊娠の話題について話していると、男女関係のカウンセラーになったように感じることがあるという。同医師はどうしたらキャリアとの両立ができるかとか、子どもを持ちたいと考えている完璧な男性をどうしたら見つけられるかといったことについて、患者と話している。同医師は「わたしは一般的で答えやすい質問から始めて、患者を知ろうとする。誘導的な質問をいくつか投げかければ、患者に話す気があるかが分かる」と話す。 ジョステス医師によると、多くのカップルが時期を決めようとしているときに、自分がたまに言うのは「完璧な時期というのは決して訪れない」というせりふだという。 http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323924104578524343555773924.html?mod=WSJ_hp_mostpop_read |
私は2011年6月にIBJ加盟の結婚相談所に加入、約4ヶ月活動して本交際に入り、まもなく婚約退会予定の男性医師です。40歳代前半で首都圏居住、国公立大学卒業、勤務医です。年収は千数百万円です。
現在婚活中またはこれから婚活される男性医師の皆さん、女性会員の皆さんの参考になればと思いこのブログを書いています。 人気ブログランキングへ |
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