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「陰湿イジメ」告発状を放置 検察と村木厚労次官の大罪

【政治・経済】

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2013年9月17日 掲載
村木次官が検察の尻を叩けば…/(C)日刊ゲンダイ
「悲劇のヒロイン」といわれた新次官は正義よりも組織を優先するのか。厚労省の羽田空港検疫所の医系技官、木村もりよ氏(48)に対する省内の「陰湿イジメ」事件の刑事告発が“放置”され続けている。

 この問題は、厚労省の新型インフルエンザ対策を批判した木村氏が、省内で「組織ぐるみ」の嫌がらせを受けて「抑うつ状態」になり、公務災害認定を申請したところ、厚労省側が妨害。木村氏が7月1日、厚労省の二川一男・官房長と樽見英樹・年金管理審議官の2人に対する「虚偽有印公文書作成・同行使罪」の告発状を最高検に提出する事態となった。

「告発状が最高検から東京地検に回送され、てっきり捜査が始まると思っていたら、9月に入り、担当検事が『さらに調べないと受理するかどうか決められない』なんて寝言を言い出したのです。2カ月経っても進展ゼロ。犯罪事実が明確に特定されたマトモな告発状にもかかわらず、明らかにおかしいですよ」(司法ジャーナリスト)

 厚労省のトップは郵便不正事件で冤罪被害者となった村木厚子事務次官だ。社会正義の大切さは骨身にしみているだろう。省内の女性官僚が幼稚園児並みの低レベルなイジメとウソに苦しんでいるのだから一刻も早く救済の手を差し伸べて当然だ。「私をイジメたよね」なんて言って、検察の尻を叩けばすぐに捜査は始まるはず。一体何をモタモタしているのか。次官のイスに座り、「組織のためなら犠牲もやむを得ない」と変節したのなら、腐った大阪地検特捜部と同じではないか。

 村木次官も検察もよ~く考えるべきだ。
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