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札幌市、さっぽろ雪まつりの雪像減受け入れ 道内他行事に波及も

(09/03 18:34、09/04 00:51 更新)

来年のさっぽろ雪まつりへの協力に関し、田辺揮司良総監(左)に要請書を手渡す上田文雄市長

来年のさっぽろ雪まつりへの協力に関し、田辺揮司良総監(左)に要請書を手渡す上田文雄市長

 札幌市の上田文雄市長は3日、陸上自衛隊北部方面総監部(同市中央区)で田辺揮司良(きしろう)総監と会談し、「さっぽろ雪まつり」の大雪像製作を2015年から、現行の3基から2基に減らす陸自側の要請を正式に受け入れた。削減は13年ぶりとなる。陸自は、自衛隊の役割の多様化や訓練時間の確保のためと説明している。

 陸自は次回(来年2月5〜11日)は従来通り、大通会場の大雪像5基のうち3基を製作し、残りは市職員やボランティアらが担当。同市と実行委は今後、対策を検討するが、15年から大雪像が1基減る可能性もある。

 会談で田辺総監は上田市長から来年の協力に関する要請書を受け取り、支援は約束したものの、「再来年は1基削減」を要請。市長は「やむを得ない」と受け入れた。大通で陸自が製作する大雪像はピーク時の4基から半減することになる。

 北部方面隊は、08年に雪像作りを担う第11師団(札幌)が一回り小さい旅団となって以降、体制縮小を検討。総監部広報室は「雪まつりに人員を割かれて冬期間に十分な訓練ができなくなっていた。国際情勢の緊迫化などに伴うさまざまな要因も重なった」とする。

 道内では旭川冬まつりや、おびひろ氷まつりなどでも自衛隊が雪像製作などに協力。これらについて総監部広報室は「現地の部隊で判断する」とするが、将来的に影響が出てくる可能性は残る。<北海道新聞9月4日朝刊掲載>

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