［ライフ］さっぽろ雪まつり　大雪像、平成２７年から１基減へ（2013.9.3 18:13）

　毎年２００万人が訪れる「さっぽろ雪まつり」で大雪像を３基造っている陸上自衛隊北部方面隊と札幌市が３日、平成２７年から１基減らすことで合意した。「冬場にしかできない訓練をする時間が取れない」と、陸自側が削減を求めていた。

　札幌市などによると、大雪像はメーン会場の大通公園に北部方面隊のほか、ボランティアの団体による計５基を設置。北部方面隊は隊員約４００人が約１カ月がかりで造っている。

　北部方面隊が製作する像は１３年まで４基だったが、現在は３基。２６年はこれまで通り３基造り、全体で５基を維持する方針という。

　さっぽろ雪まつりは札幌市などの主催で、市が北部方面隊に大雪像の製作を依頼している。上田文雄市長は「残念なことだが、祭りの魅力を損なわないよう努力したい」とコメントした。