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【プロ野球】楽天マジック92013年9月18日 紙面から ◇楽天7−5ソフトバンク楽天は0−3の5回に藤田の適時打で1点を返すと、さらにマギーが来日初の満塁本塁打となる26号を放ち、試合をひっくり返した。則本は8イニング5失点ながら14勝目。ソフトバンクは寺原が7失点と踏ん張れず、連勝が3で止まった。 Kスタ宮城の熱気が沸騰した。球団創設9年目の悲願のペナントレース制覇に突き進む楽天が鮮やかな逆転劇だ。「3、4点は取られると思っていたけど、それをひっくり返すのは気持ち良かったね!」。星野監督の声も弾む。優勝マジックは「9」。いよいよイヌワシ軍団がカウントダウンに入った。 劣勢を一気にはね返した。3点を追う5回だ。まずは藤田の適時打で1点。さらに2死満塁でマギーが相手先発寺原の失投を完ぺきに捉えた。打球は左翼のラッキーゾーン「Eウイング」に着弾。来日初となる満塁本塁打でリードを奪い、あとは楽天ペースで逃げ切った。 試合が中止となった16日の夜。マギーは藤田を自宅に招き、手料理を振る舞った。「アイツは何もしないでソファに座っていただけだったよ。手伝ってもくれない」。もちろん、これは本心ではない。同僚をねぎらい、結束を強める。大黒柱としての役割を果たしたのだ。 これまでは「安物買いの銭失い」(星野監督)で期待外れに終わる外国人が多かった。今季については獲得資金をジョーンズとマギーに集中投下。看板に違わぬ働きを見せ、楽天の「ダメ助っ人列伝」に終止符を打った。 頼れる優勝請負人の一撃で優勝マジックは1桁になった。星野監督は言う。「それは計算している。ここまでくれば、トボけたことを言っても始まらない。意識はしている。ドンドン前に進むだけ」。最短の優勝は24日。胴上げの瞬間が刻一刻と迫ってきた。 (井上学) PR情報
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