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【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊がことし4月から6月までの間、5125人の隊員を対象に勤務時間内に抜き打ちで呼気検査を実施したところ、16人からアルコールが検出されていたことが分かった。海兵隊は今後、過度の飲酒を抑制するため、こうした抜き打ち検査を年に2回ほど実施する方針。
米軍事紙「マリンコー・タイムズ」が14日に報じた内容によると、アルコールが検出された16人のうち、9人の血中アルコール濃度は0・04%以上で、7人は0・03%以下~0・02%以上だった。
海兵隊の規律によると、血中アルコール濃度が0・04%以上の場合は、薬物・アルコール依存症の治療が必要かどうかを判定する検査が義務づけられており、結果によって治療やカウンセリングなどの指導を行う。
米国の飲酒運転の基準は、21歳以上で血中のアルコール濃度が0・08%以上検出された場合は逮捕される(21歳以下は0・02%)。