UPDATE 1-トルコ中銀、1週間物レポレートを4.5%に据え置き
(内容を追加しました)
[イスタンブール 17日 ロイター] - トルコ中央銀行は17日、主要政策金利である1週間物レポレートを4.5%に据え置いた。リラ相場が今月に入り落ち着きを見せる中、利上げをリラ防衛手段としない方針を堅持した。
上限金利である翌日物貸出金利は7.75%、下限金利の翌日物借入金利も3.5%に、それぞれ据え置いた。
ロイターがまとめた調査によると、エコノミスト14人全員が金利据え置きを予想していた。
中銀はまた、銀行が中銀に預ける外貨準備の所要水準も据え置いた。銀行の所要外貨準備については、引き下げることで市場に流通するドルやユーロが増え、リラの支援につながることから、市場は引き下げられると見込んでいた。
ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、ギョーム・サロモン氏は、「市場が比較的安定していることから、中銀は小休止したとみられる」と述べた。
中銀の決定を受けリラ はやや軟化した。リラは5月以来10%超下落しているが、前日までの10日間で約4%持ち直していた。
中銀は声明で、追加的引き締め措置は引き続き必要なだけ実施すると表明。
「トルコリラの流動性政策について予測可能性を高めることが、世界の金融政策の不確実性が国内に与える影響を限定的にするために重要だと判断した」と述べ、米緩和策の縮小による影響が懸念される中、流動性の管理措置について透明性を高める意向を示した。
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