UPDATE 2-米CPI、8月は総合指数が小幅な伸び コアは基調インフレ安定化を示唆
(内容を追加します。)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日発表した8月の消費者物価
指数(CPI)は、前月比0.1%上昇した。エネルギー価格が下落に転じたことで前月
から伸びが鈍化し、市場予想(0.2%上昇)も下回った。
家賃や医療費が上昇し、基調インフレは安定していることを示唆した。ディスインフ
レリスクをめぐる一部の米連邦準備理事会(FRB)当局者の懸念を軽減し、量的緩和縮
小開始の支援材料になるとみられる。
CPIは前年比では1.5%上昇した。前月の2.0%から減速し、予想の1.6%
を下回った。
食品・エネルギーを除くコア指数は前月比で0.1%上昇。家賃と医療費がコア指数
上昇の大半を占めた。過去3カ月は0.2%上昇していた。
コア指数は前年比では1.8%上昇した。前月の1.7%上昇から加速し、3月以来
の大幅な伸びとなった。
バークレイズ・キャピタルのエコノミスト、ピーター・ニューランド氏は「コア指数
は夏に底を打ち、年末にかけ上昇していくと予想する」とし、「(FRBの)目標に数カ
月で近づくだろう」と述べた。
コア指数は6月に前年比1.6%上昇と、2年ぶりに低い伸びを記録。一部FRB当
局者の間では、ディスインフレ傾向が根付きつつあるとの懸念が出ていた。
8月はエネルギーが0.3%低下。前月は0.2%上昇していた。
食品は2カ月連続で0.1%上昇した。
帰属家賃は0.3%上昇し、2008年11月以来の高い伸びとなった。
医療は0.6%上昇。処方薬は0.8%上昇と、2007年7月以来の大幅な伸び率
となった。
医療費がコアCPIに占めるウェートは高く、約10%となっている。
米CPIに関するグラフィックは link.reuters.com/duq93t をクリックして
ご覧ください。
統計の詳細は以下のとおり。
(CPI─U、1982-84=100、前月比は季節調整済み、前年比は季節調整前、%)
Aug July June May April Aug13/12
全品目 0.1 0.2 0.5 0.1 -0.4 1.5
食品・エネルギーを除く(コア) 0.1 0.2 0.2 0.2 0.1 1.8
エネルギー -0.3 0.2 3.4 0.4 -4.3 -0.1
食品・飲料 0.1 0.2 0.2 -0.1 0.2 1.4
食品 0.1 0.1 0.2 -0.1 0.2 1.4
CPI─U(都市消費者、調整前)233.877 233.596 233.504 232.945 232.531
住宅 0.1 UNCH 0.2 0.3 0.2 2.2
家賃・宿泊費 0.2 0.2 0.2 0.3 0.2 2.4
貸家家賃 0.4 0.2 0.2 0.3 0.2 3.0
帰属家賃(Y) 0.3 0.1 0.2 N/A N/A 2.2
光熱費 -0.4 -0.6 0.1 0.7 0.9 3.2
家庭用品・居住関連サービス -0.1 -0.4 0.2 UNCH -0.1 -0.9
被服 0.1 0.6 0.9 0.2 -0.3 1.8
輸送 -0.2 0.5 1.9 0.1 -2.7 UNCH
新車/中古車 -0.1 -0.1 UNCH -0.1 0.3 UNCH
新車 UNCH 0.1 0.3 UNCH 0.3 1.1
ガソリン -0.1 1.0 6.3 UNCH -8.1 -2.4
医療 0.6 0.2 0.4 -0.1 UNCH 2.3
処方薬 0.8 0.5 0.5 -0.6 -0.1 0.2
レクリエーション(V) UNCH UNCH -0.1 0.2 -0.1 0.4
教育/通信(V) -0.1 0.1 0.1 0.1 -0.2 1.6
たばこ 0.4 1.4 0.1 UNCH 0.6 3.2
商品(コモディティ) UNCH 0.2 1.0 -0.1 -1.2 0.1
サービス 0.1 0.1 0.2 0.3 0.1 2.4
航空運賃(調整前) -3.1 -1.3 -1.7 2.2 -0.7 1.5
CPI―W 0.1 0.2 0.6 0.2 -0.5 1.5
*Y:82年12月=100
*V:97年12月=100
*CPI─W:都市就業者消費者物価指数で、給与所得者・賃金労働者を対象とする物価
指数。
実質所得(%変化、インフレ・季節調整後)
Aug July Prev Aug13/12
0.4 -0.5 -0.5 1.0
エコノミスト予想(ロイター調査)
全品目 +0.2 pct
全品目(前年比) +1.6 pct
コア指数 +0.1 pct
コア指数(前年比) +1.8 pct
実質所得 +0.1 pct
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